新型コロナウイルスの感染拡大により、テレワークや転職など、さまざまな働き方を選ぶことができるようになりました。それに伴い、憧れていた地方移住を決意する人も増えています。一方で、慣れない場所での住まいの決め方に迷っている人もいるのではないでしょうか。この記事では、地方へ移住を決めたきっかけや、メリット、さらには住まいの選び方や地方からできる働き方を紹介します。移住を考えている人は必見です。
なぜ地方への移住を決めた?
仕事の関係で決めた
会社での転勤が決まり、移住することになった場合です。地方支社など、現地にあるオフィスに出勤する必要があるため、多くの人は実際に移住をします。転勤以外にも、地方にある会社へ転職することになった場合も、移住をする場合がほとんどでしょう。仕事のために新しい地域に住むことを不安に思う人もいるかもしれませんが、実際に住んでみたら日常生活がよくなったと調査に回答している人は9割近くいるので、思い切って移住を決心してみるのはいかかがでしょうか。
参考:北海道壮瞥町移住サイトより
自然が多い場所で生活したい
山や川、海など自然に囲まれてリラックスして生活したいという人が、地方への移住を決意しているようです。空気が綺麗な中で過ごすとストレス解消にもなるので、ゆっくり過ごしたいという人は地方への移住を考えてみるのも良いでしょう。ただ、移住するとなると長期的に住み続けることになるので、自分にとって住みやすいと感じる場所かどうか慎重に判断してから移住を決定することがおすすめです。
家賃や生活費を抑えたい
地方では都会よりも物価が安いです。そのため、移住することによって今までよりも広い家に住むことができたり、さまざまな食材を手に入れたりすることができます。その地方で採れた新鮮な食材を安く買うことや、さらには食費を浮かせるために広い土地を使用して自分で野菜などの栽培にチャレンジすることもできるので、都会で生活するよりも生活の質が上がります。都会の喧騒から離れて広々とゆっくり過ごしたいという人には地方の生活はおすすめです。
のびのびと子育てがしたい
東京などでの都会は、近隣住民との兼ね合いや再開発などで、公園など遊ぶ場所が年々減っています。レジャー施設で遊ぼうとしても、都心にある施設だと人が多くて行くだけで疲れてしまう…といったこともあるのではないでしょうか。
地方では、山や川、海などの自然がたくさんあったり、家と家の間が広かったりする場所もあるため、子供とのびのび遊ぶことができます。さらに、人口が多くない地域では待機児童問題も少ないため、安心して子供を預けることができます。地方では都会と比べて近隣の人との交流も生まれやすいので、子育てのサポートが期待できる時もあるようです。
満員電車での通勤をやめたい
都会では、駐車場も少ないため多くの人が電車で通勤することになります。通勤時間帯の電車は混んでいることが多く、通勤自体がストレスになってしまっている人も多いのではないでしょうか。地方では、移動距離が長かったり電車やバスが少なかったりするため、車での出勤が主流です。自らで運転する必要はありますが、慣れれば人数の多い電車よりも通勤が楽に感じる人も多いでしょう。ゆったりとした環境で仕事に関わりたい人は、働く場所を地方に移すことを考えてみることもおすすめです。
地方へ移住するメリット
家賃や生活費が安い 地方では、家賃や食費などの生活費が安いことが多いです。同じ家賃でも部屋が多かったり、広い家が借りられたりするので、のびのびと落ち着いて生活することができます。家を選ぶときは広さで選びたい!という人や生活費を節約したい!という人には、物価が安い地方での生活もおすすめです。
新鮮な食べ物を食べることができる
農業に従事している人が多い地方へ移住すると、その土地で採れた作物が手に入りやすいので、新鮮で美味しい食べ物を食べることができます。さらに、土地が広いため、自分で農作物を育てるという経験もしやすいです。費用が節約できるだけでなく、良い経験になるので、気になる方はぜひやってみてはいかがでしょうか。
子供が遊べる場所が多い
都心では、公園や空き地などが少ないため、子供と一緒に気軽に遊ぶ場所を探すだけで一苦労です。しかし、地方では子供と一緒に遊んだり、子供同士で思い切りはしゃいだりすることができます。自然の中で子供を育てることもできるため、家族全員でリラックスして過ごすことができるのではないでしょうか。
自然の中でリラックスして過ごすことができる
地方には、山や川、海などに囲まれている自然豊かな場所もあります。建物や人が多い都心での生活に疲れたという人もいるのではないでしょうか。心機一転新しい場所でリフレッシュして頑張りたい人には地方移住もぜひおすすめです。
地方での住まいの選び方
一概に地方といっても、さまざまな場所があります。住まいを探す時に注目すべきポイントを紹介します。自分に合った住まいを見つけるために、気になる部分があれば参考にしてみましょう。
家賃や生活費はどのくらいかかりそうか
地方での家賃や生活費は、東京や神奈川と比べれば安いと言われていますが、場所間で差があります。地方でも、駅ビルなど大きな施設があるところの近くは家賃が高めで、駅から遠いところは家賃が低めなどさまざまな条件があります。住まいの広さや駅からの近さなど、自分にとって外せない条件を決めた上で家賃を調べるようにしましょう。
生活費に関しても地域によって異なるので、移住する前に実際に足を運んで自分の目で見てみることがおすすめです。
買いたいものが買えるか
都会と違い、地方ではスーパーやドラッグストアなどの数が少ない場合があります。買い物をする場所や時間がないと生活をする上で不便になってしまうので、住まいから近くのスーパーまでどのくらいかかるか、何が置いてあるのかは確認しておきましょう。スーパーやドラッグストアなどが遠い場合は、配送サービスなどが届きやすい場所であるかどうかも確認しておくと安心です。
医療設備や教育設備が整っているか
スーパーやドラッグストアなどの買い物をする場所と同じく、地方では病院やクリニックなどの医療設備や、学校などの教育設備も多くはありません。子供の通学やかかりつけの病院などは、買い物をする場所以上に知っておかなければなりません。
インターネットからホームページを探すだけでは十分な情報が得られない場合があるので、しっかり下見をしたり、その地方に移住した経験のある人の体験談を探してみると良いでしょう。
交通の便はいいか
電車やバスなど、公共交通機関が充実している都会に住んでいると、移動に不自由することはほとんどないでしょう。しかし、地方に住むと、最寄り駅まで距離がある、電車やバスの本数が少ない、大きな駅まで行かないと交通系ICのチャージができないなど、不便に感じることもあります。移動をスムーズにするために、どのような交通手段があるのかあらかじめ調べておきましょう。
また、地方で移動手段として主流なのは車です。地方では都心より駐車場が多く、遠い距離を移動する際に便利なことも多いです。地方へ移住することになった場合は、車の購入を考えてみても良いでしょう。
地方からできる働き方
地方の企業で働く
転勤先の支社がある場所や、転職先の企業のオフィスがある場所の近くに移住することが、最も多い移住後の働き方でしょう。働く場所が変わると働き方も変わるので、新しい生活になじむことを意識しながら、自分に合った働き方を見つけることが良いでしょう。
リモートワークをする
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、現在では、フルリモートで仕事を実施することができる人もいるでしょう。自然に囲まれた環境の方がリラックスできて、仕事がはかどるという人には、地方に移住しながらいままでの仕事をするという選択もおすすめです。
地方にいながら複数の仕事をする
現在では、本業の他に空いた時間で副業を行ったり、地方と都会を行き来しながら2つ以上の仕事に同等に取り組む、いわゆる「複業」を行ったりするという働き方もみられます。収入源が複数あることで、収入のリスクを分散させることができたり、多くの人脈を形成することができたりと、近年新しい働き方として注目されています。地方移住とともに働き方を見直したいという人は、副業や複業を選択肢に入れてみても良いでしょう。
まとめ
地方に移住することによって、広い家に住むことができたり、自然の多い地域でゆっくり過ごす事ができたりと、質の良い生活を過ごすことができます。現在では、働き方に応じて住まいを選ぶこともできます。
一方で、医療設備や教育設備まで遠くないかや、インフラなどが整っているかはあらかじめ調べるがあります。長く住み続ける場所ですので、移住を決めた場合には自分に合った地域や住まいを選ぶことをこころがけましょう。
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