皆さん、コロナの影響で移住を考える人が増えていることを知っていますか?

「移住」と聞くと、仕事の転勤、転職で仕方なく、などの理由が思い浮かぶ人も多いですが、最近積極的に地方に移住する人が増えているのです。この記事では、地方への移住が増えた背景やその原因、移住のメリットなどを紹介していきます。人気の移住先も紹介していくので、現在移住を考えている人は是非参考にしてみてください。



なぜ今移住するのか?




それでは、移住を考える人が増えているのはなぜでしょうか。1番の大きな理由は新型コロナウイルスの感染による影響です。新型コロナウイルスの感染が拡大するにあたって、日本ではテレワークが推進されました。それによって、企業のオフィスが集まる首都圏に通勤しなくても、仕事ができるようになったのです。今までは仕事があるから移住できなかった人も地方への移住が可能となり、移住を考える人が増加したと言えます。



コロナ禍で移住するメリット




ここではコロナ禍で移住するメリットを見ていきます。


感染のリスクを抑えることができる

1つ目のメリットは、移住によって感染のリスクを抑えることができるという点です。都会は地方よりも人口密度が高いため、普通に生活していてもコロナウイルスに感染する確率は高いと言えます。地方に移住することで、公共交通機関を使って通勤する機会も減り、感染リスクが高い人混みに行くことも少なくなるでしょう。その結果、感染リスクを抑えることができるのです。


仕事への影響が出にくい

2つ目のメリットは、仕事への影響が出にくいという点です。これは、コロナ禍でテレワークが推進されているからこそのメリットであると言えます。今までは、勤める会社のオフィスに通勤しなければならない人にとって、移住というのはハードルが高いものでした。

しかし、国全体でテレワークが推進されていることによって、どこにいても仕事ができる環境が整えられつつあります。そのため、都会から離れた地方であっても今までと同じ仕事を続けやすく、移住を考える人の背中を押していると言えるのです。


新しい趣味や楽しみを見つけやすい

3つ目のメリットは、新しい趣味や楽しみを見つけやすいということです。新型コロナウイルスの影響で多くの行動が制限される中、今までの趣味や活動、楽しみを思うように続けられなくなった人も多くいるでしょう。

コロナ禍での移住は、新しい楽しみを見つける大きなきっかけを作ることができます。家庭菜園やガーデニング、アウトドアなどは地方で行いやすい活動であるだけでなく、コロナ禍でも感染リスクをあまり気にせずに行うことができるのでおすすめです。



コロナ禍で移住する際に注意すること




コロナ禍での移住はメリットも多くありますが、一方でデメリットもあります。ここでは、コロナ禍で地方へ移住する際に注意すべきことを紹介します。


移住先の医療体制を把握する

1つ目の注意すべきことは、移住先の医療体制を把握する、ということです。新型コロナウイルスの感染が広がっている状況においては、住んでいる地域の医療体制の状況はとても重要なものです。

しかし、地方は都会と比べて医療施設が少なく、コロナに感染した患者用の病床も少ないと言えます。移住先の医療体制がどの程度充実しているのか、移住前にしっかりと把握することが大切です。


生活に不便なことがある

2つ目に注意すべきこととは、生活に不便なことがある、ということです。地方は都会と比べて生活に必要なインフラが整っていないことも多く、特に都心部から田舎に移住する人は注意が必要でしょう。車がないと生活できなかったり、テレワークに必要な通信環境が整っていなかったりすることもあります。

移住後に困らないためにも、それらの不便をカバーする準備をしておきましょう。


地域に馴染むまで時間がかかることがある

3つ目に注意すべきことは、地域に馴染むまでに時間がかかることがある、ということです。地方での生活の特徴として、都会よりも近所の人との交流が密であることが挙げられますが、コロナ禍においては例外です。

感染拡大の防止として、人との積極的な交流が減っている状況では、地域の人とのコミュニケーションをとる機会も少ないと言えます。そのため、移住後に地域に馴染むまでに時間がかかることも考えられるでしょう。



コロナ禍での移住を失敗しないためには




ここでは、コロナ禍での移住を失敗しないために行うべきことを紹介します。


事前にしっかりと下調べを行う

1つ目に行うべきことは、事前の下調べです。コロナ禍での移住は多くのメリットがあるものの、いつもとは異なる状況での移住という意味で、リスクも伴います。可能な限りスムーズに移住を行うために、移住前のリサーチは徹底的に行いましょう。住居の周辺のインフラの状況はもちろん、医療体制の充実度なども調べておくと安心です。


移住にかかる費用を計算する

2つ目に行うべきことは、移住にかかる費用をしっかりと計算する、ということです。移住にはある程度のお金がかかるものですが、新型コロナウイルスの影響で、収入が不安定になってしまった人も多くいるのではないでしょうか。例え、自分の収入が現在安定していたとしても、油断は禁物です。この先の状況が読めない中、移住後に困らないようにするためには、移住の予算をしっかりと立てることが欠かせません。移住そのものにかかる費用だけでなく、移住後にかかる費用までを考えるようにすると良いでしょう。


交通手段を確保する

3つ目に行うべきことは、交通手段を確保する、ということです。都会に住んでいると、徒歩圏内に多くの施設があり、車や電車を使わなくても生活できるという人も多くいるでしょう。しかし、地方は交通のインフラが十分に整っていないことが多く、生活のためには車が必須の地域もあります。新型コロナウイルスの感染拡大防止のためにも、公共交通機関をなるべく使わないで済むように、自家用車を用意すると良いです。


仕事への影響を最小限にする

4つ目に行うべきことは、仕事への影響を最小限にするということです。新型コロナウイルスの影響でテレワークの人も増え、移住先でも同じように仕事ができる人も多くいるでしょう。しかし、中には移住先で新しい仕事を探そうとしている人もいるのではないでしょうか。そういった人は、少し注意が必要です。地方は都会と比べて求人数も限られていることが多く、コロナ禍ではさらに仕事を探すことが困難な場合もあります。仕事への影響を最小限にするためにも、移住先で新しく仕事を探す場合はある程度目処をつけてから移住するのが良いでしょう。



コロナ禍で人気の移住先




ここでは、コロナ禍で人気の移住先として、3つの県を紹介します。

参考:NPO法人 ふるさと回帰センター


静岡県が人気

1つ目に紹介するのは、静岡県です。静岡県は、移住したい県の人気ランキングで常に上位に位置している、移住先としてとても人気の県です。東京や大阪などにも近いアクセスの良さや、熱海や伊豆などの温泉地や富士山、浜名湖などの観光地が充実していることも人気の理由として挙げられるでしょう。


山梨県が人気

2つ目に紹介するのは、山梨県です。山梨県は豊かな自然に囲まれた県であり、特産物のフルーツが有名です。移住先として人気がある主な理由としては、関東にも関西にも近いその立地にあります。東京や大阪などの大都市にも、新幹線を使えば2時間前後で行くことが可能です。都心からそこまで離れずに、自然の豊かな場所で生活したい人におすすめの場所と言えます。


長野県が人気

3つ目に紹介するのは長野県です。長野県も、移住先の県の人気ランキングで度々上位にランクインする人気の場所です。主な理由としては、東京までのアクセスが良いこと、自然が豊かなこと、また、食べ物が美味しいことなどが挙げられます。都会よりは不便な地域もありますが、一方で物価が安いこともメリットの1つでしょう。



まとめ

コロナ禍での移住について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。コロナ禍での移住にはメリットもデメリットもありますが、注意すべきことを心掛けてしっかりと準備をすれば、移住によって今よりも良い生活を送ることができます。

新型コロナウイルスの影響で様々な状況が変化する今だからこそ、新たな一歩を踏み出すきっかけにしてみるのも良いのではないでしょうか。

この記事を参考に、ぜひ素敵な移住先を探してみてください。



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