乗馬クラブへ入会するにはある程度のお金がかかりますが、乗馬体験であれば安い料金で参加できます。関東においても乗馬を楽しめる場所が多く料金もリーズナブルなので、未経験者でも安心して取り組める内容です。馬は優しい生き物ですが、乗馬の際やコミュニケーションにおいていくつかのポイントがあります。乗馬体験の際にはインストラクターから詳しく説明があり、自分に合った乗馬クラブを選ぶことが重要です。詳しく見ていきましょう。
関東での乗馬体験は値段が安く初心者にもおすすめ
関東でも可能な乗馬体験の内容について解説します。
乗馬体験での料金相場
乗馬体験の平均相場は30分で5000円前後ですが、設備やサービス内容などで料金の内訳が異なっています。レンタル料や指導料などが全て込みの場合や、それぞれ料金別になっている場所もあるため事前に確認をすると良いでしょう。
乗馬体験の種類
乗馬体験には「引馬体験」と「外乗体験」があります。
引馬体験
馬に触れたことのない小さな子供のいる家族には引馬体験がおすすめです。牧場のスタッフが手綱を持ち、ゆっくりとしたペースで先導してくれるので安全に乗馬体験を楽しめます。
外乗体験
馬の乗り方や手綱の動きなどの基本を教えてもらった後、自ら手綱をとってコースを進みます。乗馬体験で乗る馬は訓練されているのでコースのことをよくわかっており、インストラクターも付いてきてくれるので心配いりません。
初心者用に乗馬体験ができる場所が多い
関東では乗馬体験が可能なところが多く、中には幼児から小学生まで無料で楽しめる場所もあるため、大人では60代の年齢から始める人もいます。乗馬体験のために調教されている馬は気性が優しく、未経験者でも安心して馬に乗れます。乗馬クラブによっては事前に予約が必要だったり、不要であったり様々ですが、事前に確認することが望ましいです。
子どもの乗馬体験は小学生からがおすすめ
乗馬体験は多くの場合、小学生からの参加が可能です。
体幹が鍛えられる
馬の背中に乗っているだけで、体幹が鍛えられバランス感覚が養われます。身体的な機能の向上が養われることは他のスポーツにも活かされ、日常生活においても姿勢保持や疲れが溜まりにくくなるなど全体的なパフォーマンスの向上が期待できます。
また腹筋や背筋は強化され柔軟性の向上にも役立つことなどから、小学生の段階で乗馬体験をして体幹を鍛えることは将来的な自信や健康的な生活にも繋がるでしょう。
情操教育に適している
ホースセラピーは動物介在療法の一つと言われ、馬と人が触れ合うことで精神的な回復やストレスを軽減できるとされています。日本ではアニマルセラピーが普及していますが、ホースセラピーについては一般的ではありません。ドイツやスイスでは健康保険が適用されている程広く知れ渡っており、馬と接することで協調性が身につき感情表現が豊かになるといった精神的な効果が実証されています。乗馬をすることは直に馬と触れ合う形となるため信頼関係が構築されやすく、愛着が湧くことで社会性が養われるでしょう。
関東で乗馬体験ができる場所
関東で乗馬体験ができる場所を一部紹介します。
東京都
東京都で乗馬体験が可能な場所を見ていきましょう。
東京乗馬クラブ
東京乗馬倶楽部は1921年に設立され、100年もの歴史がある公益社団法人です。 馬を見たことも触ったこともない人でも安心して楽しくレッスンできる体制が整っており、馬との接し方や乗り方などを詳しく教えてくれます。対象年齢は10歳以上、体重は80キロ以下で、障害のある人でも安心して馬と触れ合えます。
神奈川県
神奈川県で乗馬体験が可能な場所を紹介します。
OISO(オオイソ)乗馬クラブ
OISO(オオイソ)乗馬クラブでは丁寧に乗馬の基礎を指導してくれるので未経験者でも自分のペースで上達できます。小さな子供の場合はポニーに乗っての体験もできるので高さを怖がる子でも安心して触れ合いが可能です。対象年齢は6歳〜70歳までとなっており、幅広い年齢の人が体験されています。
埼玉県
埼玉県で乗馬体験が可能な場所の紹介です。
乗馬クラブクレイン伊奈
乗馬クラブクレイン伊奈では約45分間の騎乗体験ができます。レッスンはインストラクターとのマンツーマンなので、時間内で徐々に上達を感じられるはずです。またグルーミングなど様々な要望に応えてくれるので、乗馬以外の馬との触れ合いを楽しみたい人にも適しています。
初心者が乗馬体験をする際のコツ
乗馬体験におけるコツを見ていきましょう。
自分が主導権を持つ
馬は賢い動物なので自信がない人の場合、それに気づき馬自身が主導権を持とうとすることがあります。初めて触れ合う馬には優しく接することが前提ですが、自分が主導権を持つと意識することも重要です。乗馬の際に緊張しているか、リラックスをしているかという様子は馬にも伝わるため、安全に乗馬や信頼構築ができるよう、最初にインストラクターから馬への接し方や身体の動かし方などの説明があります。
騎乗時は重心を中心に置く
騎乗の際に必要となるのはバランス感覚で、落馬しないためには重心を中心に置くことが重要です。身体の重心がずれてしまっていると馬の動きに合わせられず、そのまま無理な姿勢でいると身体の一部分に負荷がかかり長時間の騎乗をすることができません。他には肩の力を抜いてリラックスできているか、太ももの内側に力を入れ支えを取るなどのコツはありますが、馬に乗っている間に少しずつ上達するので心配いりません。
不用意に馬の正面や後ろに立たない
個体によって違いはありますが基本的に馬は穏やかで臆病な性質を持ち合わせています。突然正面や真後ろに立たれたり、触られたりすると驚いて噛むことや蹴ろうとすることがあるため、安心してもらうよう声をかけてから触れ合うと良いでしょう。匂いを嗅いでもらうことやスキンシップをとることで信頼関係を養えます。
乗馬体験におけるクラブ選びのポイント
自分に合ったクラブを選ぶことが安心して楽しく行えるポイントです。
柵が設置してあるか確認する
柵が設置してあれば初心者でも馬をコントロールしやすくなる利点があり、騎乗時にトラブルが合った場合にもすぐスタッフが対応してくれます。ある程度馬場が広いかもチェックする必要があり、20m×60m以上の広さが理想です。
インストラクターや馬と接してみる
インストラクターとの相性も重要な要素で、質問に丁寧に答えてくれたり、快く対応してくれたりするのであれば教わる時も問題ないでしょう。馬に対しての愛情や熱意があるかといった点もポイントの一つです。インストラクターの指導方法や騎乗への心配事など、体験前にいくつかの質問をするのも可です。
見学の際に馬を見られるかどうかも大切で、馬の状態や人との信頼関係が築かれているかといった点も判断材料の一つです。
人に対して怯えていないか、気性が荒くないか、耳を伏せていないかとなどに注目すると良いでしょう。
自宅から通いやすい場所を選ぶ
乗馬体験は気軽に通える場所を選ぶことが理想的です。もう一度体験したいと思う人も多いことやそのまま入会を決める場合もあることなどが理由です。
気に入った乗馬クラブが自宅から近ければ次回は家族連れで参加することも容易で、仕事帰りに通うこともできるでしょう。
乗馬体験できる場所を探せるサイト
ここからは乗馬体験をする場所を探すことに適したサイトを紹介します。
アソビュー
アソビューは休日の便利でお得な遊び予約サイトで、アウトドアスポーツや物づくり体験など、休日に遊ぶことのできる施設を幅広く紹介しています。乗馬体験のできる場所も多く紹介されており、料金プランやアクセス方法、対象年齢など必要な事柄が記載されていることで検索に便利なサイトです。利用者からの口コミも記載されており、乗馬体験の初心者にとって判断基準の参考にできる設計です。
まとめ
乗馬体験のできる場所は関東にも多く存在します。初心者でも安全に行えるよう配慮されいますが、自分に合った乗馬クラブ選びをすると良いでしょう。幼児から小学生でも楽しく体験でき、体幹が鍛えられ情操教育にも役立つことから、乗馬体験に参加する子供は年々増えています。1回馬に乗ることを1鞍(ひとくら)と言い、小学生など年齢が若い人程上達は早い傾向があります。50〜60代でも乗馬体験をされる人は多いので無理なく自分のペースで行うのが良いでしょう。
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