鎌倉駅東口から若宮大路へ向かい鶴岡八幡宮方面へ徒歩5分。「大路ビル」の2階にあるハンバーガーショップ「J’s Cranberry Burger」はピンク色のバンズに「J’s」の文字が入ったボリューム満点のハンバーガーが魅力のお店です。


フードデリバリーをきっかけにレストラン事業を開始したオーナーさんは、東京都内に構えていたお店を鎌倉に移転してきた経緯をもっています。


お店おすすめの「湘南みやじ豚フランクバーガー」は、旨み成分に優れた地元産の湘南みやじ豚のソーセージを使い、バンズにこだわりをもつなど熱意が感じられる一品となっています。


今回は、地元食材みやじ豚フランクを使ったハンバーガーを提供するお店、鎌倉J’s Cranberry Burger のインタビューと実食レポートをお届けします。



J’s Cranberry Burgerの道のり  

J’s Cranberry Burgerは、鎌倉駅東口より徒歩5分に位置します。駅東口改札を出て、駅前ロータリーより若宮大路まで移動し、鶴岡八幡宮方面へ歩いていきましょう。しばらく歩くと、左手「大路ビル」内の2階にお店が見えてきます。



看板に掲載されているハンバーガーは「アボカド」を使ったハンバーガーです。見るからに厚みがあり、ボリュームが期待できます。



裏面にはメニュー一覧、ハンバーガーセットやサイドメニュー、飲み物、スイーツなどバリエーションに富んでいます。


ビルの正面玄関にある階段を2階へ上がると、右手に店舗が確認できます。



お店に到着すると、女性のオーナーさんが温かく迎えてくださいました。お店に伺ったのは平日の午後。男性のお客様がハンバーガーを頬張る姿が印象に残っています。オーナーさんに伺ったお話では、お正月の季節は鶴岡八幡宮へ参拝にやってきたお客様で営業時間中ずっと賑わっていたとのことです。


若宮大路と鶴岡八幡宮などへ観光に向かう方の姿を見守りつつ、ゆっくり過ごせる雰囲気のお店です。



オーナーさんに聞いた、ハンバーガーのこだわりと出店への思い


オーナーさんには、鎌倉に出店するまでの経緯や、メニューでこだわっているポイントなどに触れ、お話を伺いました。



日常とは異なる観光地で新たなチャレンジを決意

J’s Cranberry Burgerは、2021年6月に神奈川県鎌倉市にオープンしました。ハンバーガーショップを始める前は別の仕事をしていましたが、収入が減少し生活を補うべくフードデリバリーの仕事を始めてみたところ、レストラン経営に興味が湧き起業。東京都新宿区の神楽坂にてテイクアウト専門のハンバーガーショップを開いたのち、鎌倉へ移転して現在に至ります。


鎌倉への移転について伺うと、「自宅のある神奈川県内でレストランを出店してみたいと考えてさまざまな街を探していた。“一度食べてみたい”とお客様に興味を惹かせる個性が強みで、毎日同じ人が行き交う場所より、観光地でチャレンジしてみたいと考えました」とのこと。神奈川県内で広く探していたところ、幼い頃から海を見るのが好きだったこともあり、観光地でもある鎌倉に出店を決意しました。



ランチだけでなく鶴岡八幡宮参拝の憩いの場として

ランチだけでなく、鶴岡八幡宮など周辺の観光地に立ち寄る観光客の憩いの場として立ち寄って欲しいとオーナーさんは言います。


6種類のハンバーガーとサイドメニュー、ソフトドリンク、アルコールに加えてスイーツも展開しています。パンケーキやスコーン、ドーナツなど、営業時間帯によってはバーやカフェでも利用できます。「スイーツメニューにバスクチーズケーキの追加を予定しています」とオーナーさん。ランチタイム以外にも気軽に立ち寄りやすいお店を目指しているそうです。



健康を意識した添加物不使用のハンバーガー

J’s Cranberry Burgerの強みは「添加物不使用」と工法にこだわったハンバーガーです。オーナーさんのお話によると、添加物は使わない自家製のバンズ、肉の旨みを感じてもらうべく味付けは薄味に仕立てるなど研究を重ね、メニューを作り上げているとのこと。品質と味付けの工夫を重ねたハンバーガーは、お子さま連れの家族でも安心して楽しむことができます。



ピンク色を保ちつつ歯ごたえの加減にこだわった手作りバンズ


オーナーさんが挙げていたおすすめポイントの、このピンク色のバンズ。写真の色でもわかるように、ピンク色のバンズはハンバーガーでは珍しいかも知れません。パティとみやじ豚フランクのボリューム感以上に、強く印象に残ります。


なぜ、ピンク色となっているかというと、ドラゴンフルーツを生地の中に入れてバンズを焼いているからとのことです。当初は、クランベリージュースを使ってバンズの生地を捏ねていましたが、上手にピンク色がつかず苦労していたそうです。そこで、生地にドラゴンフルーツを入れてはどうかと試してみたところ、あざやかなピンク色のバンズに仕上がりました。


お店を開く前からパン作りが趣味で、手作りでクランベリー入りのパンを焼いていたというオーナーさん。思いつきでハンバーグを挟んで食べてみた所、相性が良くおいしかったため、看板メニュー誕生のきっかけになりました。


以降、お店を始める前から開業後もパンは何度も作り方を工夫し続けています。材料の配合を調整してみる、小麦粉の品種を変えている、食べたときの歯ごたえでバンズと具材のバランスを意識するなどチャレンジを続けています。特に「焼きあがった後にピンク色の表面を保てるか」がポイントだそうで、焼き上げる温度に気をつけ、焼き色がなるべく付かないようにするなど取り組んでいるとのこと。


苦労を重ね、作り上げた納得できるピンク色のバンズを使ったハンバーガーはこのお店の強みとなり、人気に繋がっています。



オーナーさんおすすめ「湘南みやじ豚フランクバーガー」を実食

オーナーさんへのインタビューが終わった後、おすすめメニューである「湘南みやじ豚フランクバーガー」を注文して実食してみました。ドリンクには店名にもある「クランベリーソーダ」を注文し、一緒にいただきます。



甘みがあって老若男女食べやすいソースをベースに、定番のソーセージやパティ、トマト、レタスがボリューミーに挟まっています。


注目すべきはソーセージです。パティの上にのっているソーセージは、地元湘南地域の「みやじ豚」を使っています。みやじ豚は、日本国内に存在するブランド豚肉と比較しても、旨み成分が優れているのが特徴です。実際に味わうと、まろやかな味覚が口の中で広がるソーセージです。


実食しての感想は、ソーセージとパティ、ほどよい柔らかさで甘みのあるバンズを一気に味わえる、満足度が高いメニューであると感じました。バンズは、焼き上げる段階でクランベリーをバンズ全体へ均等に行き渡るよう、配合して焼いているとのこと。甘みがあるバンズと薄味に仕上げたパティ、鮮度のいいトマトやレタスとうまくマッチして美味しさが引き出されています。


初めてJ’s Cranberry Burgerに足を運ぶなら、湘南みやじ豚フランクバーガーを試してみると、魅力にハマるのではないでしょうか。



まとめ

オーナーさんの努力と、想いが込められた湘南みやじ豚フランクバーガーを美味しく味わえるJ’s Cranberry Burger。鶴岡八幡宮へ向かう若宮通りに位置し、お土産やショッピングも楽しめる立地です。


J’s Cranberry Burgerではテイクアウトやデリバリーにも対応しています。お近くの観光地へ向かう途中で立ち寄り、鎌倉の風景を楽しみつつ、ハンバーガーを味わってみてはいかがでしょうか。



■ J’s Cranberry burger


ホームページ

https://js-cranberryburger.com/

  

住所

〒248-0006

神奈川県鎌倉市小町2丁目12-35大路ビル2階



電話番号

046-738-6559


営業時間

11:00-20:00


定休日

火曜日


アクセス

JR線鎌倉駅東口より徒歩6分


Instagram

@js_cranberryburger


湘南みやじ豚(株式会社みやじ豚)

https://miyajibuta.com/



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