鎌倉駅から由比ヶ浜方面へ若宮大路を進むこと6-7分。歩道橋近くの少し変わった形のビルの半地下に「SJO COFFEE」はあります。
少し入り口がわかりづらいのですが、それも店の一部と言いたくなる位、中に入ると素敵な空間が広がっています。
お店は半地下構造なので、正直ドキドキしながら入店。控えめの照明、落ち着いた色のカウンターにレトロとクラシックが織り混ざった店内。穏やかな雰囲気の店主が迎えてくれました。
メニューはドリンクのみでフードはなし。料理はしないので、とおしゃっていたのですが、ホームページを拝見すると他店のスイーツを持ち込みokとのこと。(このメニューにも書いてありますね。)
何とも面白いスタイルです。
焙煎もお店でされているとのことで、豆の販売も行っているそうです。浅煎りから深煎りまで揃うので、お好みのコーヒーが見つかるかもしれません。
元々コーヒー好きでカフェなどで働いていたという店主。
このお店はオープンして7年ほどたつそうです。
「コーヒーは知っていくと深いんです。コーヒーの歴史を知ろうとすると、世界史を勉強することになったり、 抽出や焙煎は伝統や化学も関わってきます。」
普段ただ美味しくて食べているものも、全て歴史があって、私たちの日常にある食品のルーツを考える事ってなかなかないですよね。店主のコーヒーへの興味の深さを感じます。
お店に入ってすぐのカウンターで注文をすると、店主がネルドリップで丁寧にコーヒーをいれてくれます。この日はマンデリンを注文。
フィルターのドリップコーヒーはよく見ますが、正直なところネルドリップを目の前で見るのは初めてで興味津々。終始見入ってしまいました。
筆者はグルメではありませんが、コーヒー大好きな人間なので想像していたものよりも柔らかい口当たりのコーヒーに少し驚きました。個人的にはコクがしっかりしているのにやさしく感じました。いれ方でこんなに違うものなんですね!
たくさん歩いた後の夕方だったこともあり、完全にリラックスモードに突入です。
新しいものより古いものが好きな傾向があると言う店主。無駄のない落ち着いた雰囲気の店内は、喧騒から離れて一人になりたい時にピッタリな空間です。実際に読書にいらしていたお一人のお客様も見られました。
店内はかなり変わった間取りで、突き当たりのトイレまでかなり細長く客席がのびています。
鎌倉にお店を構えた理由を伺うと、「祖父が鎌倉に住んでいたんです。」とのこと。
店主の住まいは鎌倉ではなく、店主のおじい様が住んでいたそうで以前より鎌倉は馴染みのある街だったそうです。お店の静かな雰囲気とお店のあるエリアの雰囲気がとてもマッチしていて、この場所でお店をオープンしたのも納得してしまいます。
伺ったのは夕刻でしたが半地下という特性上、日中には光が絶妙に入ってまた違ったお店の顔が見ることができそうです。鎌倉散策の休憩に、また、テイクアウトもできるので外の景色を楽しみながら最高に美味しいコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか?
■ SJO COFFEE
ホームページ
住所
〒248-0014
神奈川県鎌倉市由比ヶ浜 2-9-62フォーラムビル101
電話番号
0467-22-3885
営業時間
13:00-20:00(木曜定休)
※ 営業時間は目安です。開店時間が遅れたり閉店時間より早く閉める事が頻繁に起こります。
アクセス
JR線 鎌倉駅東口より徒歩7分
関連記事