北海道の中部に位置する、人口一万人の小さな田舎町「赤平市」。
水曜どうでしょうのロケ地や、不便な便利屋というドラマ作品の舞台に使用され、赤平市出身の人気タレント、鈴井貴之さんが自宅を構える場所として知られています。
そんな町の商店街で、ひときわ活気を放っている飲食店があります。そのお店が「珍来(ちんらい)」です。お昼時は、地元のサラリーマンで満席になり、赤平の台所を支える、赤平では知らない人はいないほどの大人気店です。
今回は、実際に本編にも登場した、水曜どうでしょうとのコラボレーション商品「ヘルメットトンカツラーメン」を実際にいただいてきたので、レポートしたいと思います。
店内には水曜どうでしょうやドラマのグッズがズラり
「水曜どうでしょう」は、1996年~2002年まで北海道テレビ(HTB)で放送されていました。レギュラー放送後は全国で再放送されたことで、北海道ローカルながら日本全国にファンが多く、伝説的人気バラエティー番組となっています。
お店に入って印象的なのは、その、北海道ローカルながら日本全国にファンが多い、伝説的人気番組『水曜どうでしょう』で取り上げられたシーンの写真や、水曜どうでしょうの企画「北海道で家、建てます」にて、長期ロケで実際に出演陣の手作業で制作された家、どうでしょうハウスでの集合写真、さらには番組のグッズが所狭しと並んでいます。
今や人気俳優の大泉洋さん、マルチな活躍をされる鈴井貴之さんをはじめ、水曜どうでしょうのスタッフである藤村さんや嬉野さんの写真が多数飾られていて、この貴重な光景を一目見ようと、ファンが赤平市外から多数訪れているそうです。
また、鈴井さんが監督を務めた、ハートウォーミングなコメディドラマ「不便な便利屋」の舞台としても赤平の町は選ばれています。
作中で実際に「雪だるまを作った数」のギネス記録に挑んだ事でも話題となりました。鈴井さんが実際に自宅を構えていることからも、赤平がいかに愛されているかがわかります。
名物の「ヘルメットトンカツラーメン」
これが、珍来名物の「ヘルメットトンカツラーメン」です。
水曜どうでしょうの本編に登場する、黄色いどうでしょうヘルメットをモチーフにした、「ど」と書かれている黄色いどんぶりでラーメンが提供されます。
シンプルかつすっきりとした昔ながらの優しい醤油ベースのスープに、ボリュームのあるトンカツが1枚丸ごとのっています。カツの衣にはスープがしみて、サクッとした食感の衣から、スープがしみだしてきます
札幌ラーメンの濃厚な豚骨系スープが苦手という人でも、これなら美味しくいただけるのではないかと感じるほど、スルスルと飲めてしまうスープです。
トッピングにはメンマとネギ。麺は柔らかめのちぢれ麺で、昔ながらの大衆中華屋さんのような味わいです。
スープまで飲み干すと、水曜どうでしょうの「北海道で家、建てます」の第7夜で発言した「ふつーにスープ飲めちゃう」という藤村さんのセリフが見えます。味が美味しいだけではなく、食べ終わった後も楽しめるラーメンでした。
珍来には他に和そばの種類も豊富にあり、カレーライスもラインナップに並ぶなど、多数のメニューがあります。実際に私が食事している間も、続々とお客さんが訪れ、カツラーメンやカレーなどを注文していました。
水曜どうでしょうの聖地として、そして赤平の食事情を支える地元に愛されるお店だと感じました。
■ 珍来
住所
〒079-1141
北海道赤平市大町1丁目2−23
電話番号
0125-32-2628
営業時間
お昼頃-18:00(日による)
定休日
7の付く日